
私たちの活動
SPRIX基礎学力研究所は、世界中の子どもたちの基礎学力を向上させるために、学術的な研究、専門家との議論、大規模な定量調査などの様々な活動を通じて、基礎学力を高めるための知見を一つひとつ積み重ねています。

研究と開発
研究活動について
SPRIX 基礎学力研究所は、国内外で様々な研究を繰り広げています。加えて、想いや目的を共感し合える他の国際研究機関と連携した研究も活発に進めています。得られた研究成果は、基礎学力の測定や育成のために随時フィードバック。さらに、先端技術やAIを活用したオリジナル教材の開発にも役立てています。

基礎学力の分析
TOFASの開発を支援しています
TOFASはグローバルなオンライン検定試験。世界中の人々の基礎学力を測定します。しかし、ただ測るだけでなく分析を行い、その詳細な結果を公開し提供。この貴重な知見により、世界中の教育者の方々は、生徒一人ひとりに個別のアドバイスやサポートをすることが可能になります。その結果、授業のパフォーマンスが向上し、より効率的に子どもたちの基礎学力を育成することができます。また、オンラインという特性上、世界中で同時に実施できるため、基礎学力をグローバルで比較することが可能です。世界における順位が可視化されるため、教育者の方々や生徒たちのモチベーションにつながります。TOFASのコンセプトは世界各国で大きな共感を呼んでおり、受験者数が飛躍的に増加。これまでに、32カ国、100万人以上が受験しています。

専門家との連携
卓越した専門家や研究者との連携
SPRIX基礎学力研究所は、様々な領域の専門家や研究者との連携を積極的に進めています。オープンイノベーションによる研究を通じて、基礎学力をより正確に測定する新しい手法や、基礎学力をより効果的に育成する新しいアプローチの開発など、多くの知見をいち早く積み上げ、世界中の子どもたちの基礎学力向上に貢献してまいります。

調査結果
グローバル調査のハイライト
2021年、SPRIX基礎学力研究所は、世界の子どもたちや保護者の皆さまが教育のあり方について、どのように感じているかについての調査を、11カ国、22万人の子どもたちと保護者を対象に実施いたしました。
学習や基礎学力に対する意識が明らかに
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地域における格差は?
「学習を一貫した考えを持って行えているかどうか」あるいは「学習の定着率」には、明確な地域差が見られる。
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学習への関心の傾向
一貫した学習を行えている国や学習の定着率が高い国の子どもは、学校や自習への関心が高い。
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世界中が重要と認識
アジア、ヨーロッパ、アメリカでは学習に対する考え方が異なるものの、どの調査対象国もすべて基礎学力の重要性は認識している。
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学校への高い満足感
学校の授業への満足度は、8割を超えている。
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問題の所在の明確化
COVID-19流行時にオンライン学習が増加したため、70%以上の保護者が、子どもたちの学力のどこに問題があるかを知ることができる、定期的な基礎学力の調査に関心を示した。